東大大学院工学系研究科の記録

2018年より東大大学院工学系研究科に所属

東大大学院工学系研究科の受験勉強 ~受験科目の概論~

 

 

3点ほど、注意事項があります

※1 ブログ主のnauは、8月の受験の前の5月くらいまで働いていたため、受験勉強は2カ月程度しかできていません。そのためゴリゴリと時間をかけた正攻法の勉強ではない恐れがあります。

※2 ブログ主のnauは、理数系の学部出身ではないため、数学や物理などホボ全て独学で受かりました。ですので、理数系大学出身者からみたら誤った方法で勉強している可能性があります

※3 専攻によって、「行きたい研究室に行けるかどうかの条件」はマッタク異なります。大学院合格ギリギリの点数でも行ける研究室もあれば、枠を争って高得点の人が入れるという研究室もあります不本意な研究室に行く可能性もあるということです。

 

①専攻と科目数

 東大大学院工学系研究科には16個の専攻があり。それぞれ試験形式が異なります。

 しかし、いずれにしても、「外国語+専門科目(無しのところもある)+一般教養科目(無しのところもある)+その他」という構成です。

 

②英語の勉強法

 TOEFLを受験とありますが。

 TOEFLには、TOEFL ITPとTOEFL iBTという2種類があり。個人的にはTOEFL ITPをお勧めします

 「各学校で行うITPというペーパーテスト」か、「TOEFLの団体が用意している、留学用のIBTというテスト」

 の2つがあります。

 ITPは受験本番一発勝負ですが、対策すればかなり簡単に点数が上がります。一方、IBTは何度でも受けられますが

 ITPは、受験当日の1回しか受けられずリスキーに感じるため、IBTの方がいいじゃないか。

 と感じる人もいると思います。実際ブログ主もそう思いました。

 しかし、英語以外の科目も勉強しなきゃいけないため、英語で沼のように時間を突っ込むのは大変です。

 試験半年前でIBTの点数がそれなりに確保できるならIBTもいいかもしれませんが、試験勉強が切羽詰まった残り数か月の状況ではITPの方が簡単に点数が上がっておすすめです。

 

一般教養科目

 専攻によって受けられる一般教養科目は違います。

 無しのところが多いですが、数学だけ課すところや、数学と物理を課すところ、化学を課すところなどあります。

 ブログ主のnauは数学と物理を受けました。

 

 数学は、6問中2~3問選ぶ形式で「常微分方程式微積分(+たまに偏微分)」、「線形代数」、「複素解析」、「ベクトル解析」、「フーリエ変換ラプラス変換」、「確率」です。

 物理は、4問中2問選ぶ形式で、「力学+解析力学」、「電磁気学」、「熱力学」、「量子力学」です。

 みて分かる通り、数学は最低2~3科目、物理は2科目だけ勉強して受けることも可能です。しかし、受験年ごとに、どの科目が簡単でどの科目が難しいかは予想できません!ですので、最低限だけでなく、1,2科目くらいはさらに保険を利かせておくか、時間があるなら全科目基礎的な勉強をしておくのもありうる戦略だと思います。

 基礎的な知識だけの典型問題が出ることも少なくないからです。

 ※ブログ主のnauは、数学は4科目、物理は2.5科目勉強してました。が、数学は3問解いて1問しか完答できず、残りは部分点。物理は2問とも完答というできでした。数学はあと1教科勉強した方がリスクが少なかったかもしれず、物理は選んだ分野がタマタマ簡単な年でした。

 

 数学は、マセマの『大学数学キャンパスゼミ』というシリーズで基礎的な概念の習得と演習を行い。あとは過去問(答えがネット上で販売されているので是非買いましょう!)を解きました。

 物理は、マセマの『大学物理キャンパスゼミ』というシリーズで基礎的な概念の習得と演習を行い、『演習大学院入試問題 物理』というシリーズを演習し。過去問を解きました。更に熱力学は『大学演習 熱学・統計力学』をやりました。

 

④専門科目の勉強法

 専攻ごとに違います。

 過去問は、「工学部プリントセンター」で手に入ります。また郵送も可能のようです。

 ちなみに、ブログ主のnauは、専門科目を一切勉強しませんでした

 専攻ごとに違うのでこの戦略は非推奨ですが。nauの受けた専攻では、『この専攻の専門科目は対策できない』と、研究室訪問をしたときに修士の学生の方から教えていただきました。

 ※nauの専攻の問題は対策が不可能という噂でしたが、他専攻の場合、専門科目が決め手になるところもあると思いますので、過去問を見て勉強してください!!!

 でも、ブログ主のnauの場合、過去問くらい見とくべきだったのでしょうが、試験勉強期間が2カ月しか無かったため、無勉強で受けました。

 

⑤その他

 ブログ主のnauの専攻では、研究内容のプレゼンと口頭試問がありました。

 nauは研究などしたことが無かったので、大学院に入ったらやりたいことをを発表しました。

 ※発表内容について、そのようなもので良いかを事前に事務に確認したところ許可を貰いました